10年前、私は書道教室の講師をしていますが、旅行中に両手首の骨折をしました。右手は複雑骨折で手術を要しました。整形外科の先生からは、右手はもう筆が持てなくなるかもしれないといわれましたが、両手首にギブスをしたままこちらに治療に伺いました。気の滅入る毎日でしたが、先生の「大丈夫!絶対字が書けるようにしてあげる!」との心強いお言葉に勇気づけられお陰様で作品も書けるようになり、昨年はある書会の全国公募展で大賞を頂き、高田宮妃殿下の前で受賞させて頂きました。先生の施術がなければ絶対にありえないことでした。